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第2章:建設業者の「最強の右腕」、行政書士の3つの顔

2026年2月18日

~単なる代行屋ではない、戦略的パートナーとしての役割~

建設業を経営していく上で、切っても切れない関係にあるのが行政書士です。「書類を代わりに作ってくれる人」というイメージが強いかもしれませんが、実はその役割は多岐にわたります。
今回は、建設業特化型の行政書士が果たす「3つの重要な役割」を解き明かします。

1. 許認可の「門番」:守りの要

行政書士の最も基本的な役割は、建設業許可という「営業権」を守ることです。
新規の許可取得はもちろん、5年ごとの更新、役員の変更、そして毎年義務付けられている「決算変更届」。これらは一つでも期限を過ぎたりミスがあったりすれば、許可の取り消しという致命的な事態を招きかねません。行政書士は、複雑な法改正を常にキャッチアップし、会社が常に「クリーンで適法な状態」であることを維持する、いわば「法務の門番」なのです。

2.経審(経営事項審査)の「軍師」:攻めの要

公共工事への参入を目指す企業にとって、行政書士は点数を最大化するための「軍師」となります。経審(経営事項審査)の結果である「P点」は、単に書類を出せば良いというものではありません。「どのタイミングで設備投資をするか」「どの資格者を配置するか」「社会貢献をどう評価に組み込むか」といった戦略一つで、点数は大きく変わります。
行政書士は財務諸表を分析し、「どうすればランクアップできるか」を経営者と共に考えるコンサルタントの役割を担います。

3.周辺業務の「窓口」:経営のワンストップ対応

建設業の現場では、建設業許可だけでは足りない場面が多々あります。
「現場から出るガラを運ぶために、産廃の許可が必要だ」
「外国人労働者を雇用したいが、ビザの手続きがわからない」
こうした周辺の許認可をワンストップで引き受けるのが行政書士です。
さらに、契約書のチェックや事業継承の相談など、建設業特有の悩みに寄り添う「総合相談窓口」としての顔も持っています。

4.結びに代えて:良い行政書士は「会社の価値」を高める

行政書士に依頼するコストは、単なる「経費」ではなく、会社の信頼を積み上げるための「投資」です。
書類の不備でビジネスチャンスを逃すリスクをゼロにし、攻めの経営に専念できる環境を作る。そんなパートナーを見つけることが、持続可能な建設経営の第一歩となります。
「餅は餅屋、建設業の法務は行政書士へ」。あなたの会社の成長スピードを加速させるのは、そんな賢い選択かもしれません。